名画(原画)の作者一覧
2025.06.23投稿
ここでは、再解釈した名画の作者一覧を時代順・画風別に紹介します。
当ページでは、当ブログに掲載している再解釈記事を「美術史の年代」と「主義・派閥」で整理しました。
時代区分については、ARTELIER様(西洋美術史の流れを時代区分にして解説|29の美術様式と代表作も紹介)の記事を参考にさせていただきました。(ありがとうございます!)
作品の流れを時系列で追いながら、気になる時代・作家の再解釈記事へすぐアクセスできます。
目次
- ゴシック美術
- 初期ルネサンス
- 北方ルネサンス
- 盛期ルネサンス
- バロック美術
- 新古典主義
- ロマン主義
- 写実主義
- 印象派
- ポスト印象派
- 象徴主義
- アール・ヌーヴォー
- フォーヴィスム
- シュルレアリスム
- 現代美術
- その他・ファンタジー系
◆ ゴシック美術(1000 年ごろ〜)
荘厳な宗教画と尖頭アーチが特徴。中世後期を象徴するスタイルです。
- チマブーエの《荘厳の聖母》の再解釈(原作:チマブーエ〈c.1280〉)
◆ 初期ルネサンス(1400 年ごろ〜)
遠近法と古典復興が始まり、写実性が飛躍した時代。
- 『ヴィーナスの誕生』の再解釈(原作:ボッティチェリ《1484–86》)
- 『ヴィーナスの誕生』大人の塗り絵(同上・PDF)
◆ 北方ルネサンス(1430 年ごろ〜)
油彩技法と細密表現で知られるフランドル・オランダ圏の黄金期。
- ブリューゲル《バベルの塔》の再解釈(原作:P. ブリューゲル《1563》)
- アルノルフィーニ夫妻の現代的再解釈(原作:ヤン・ファン・エイク《1434》)
◆ 盛期ルネサンス(1475 年ごろ〜)
人文主義の頂点。レオナルド・ミケランジェロ・ラファエロが活躍。
- 和風モナ・リザ?(原作:ダ・ヴィンチ《1503–06》)
- 雪の古城で描く『モナ・リザ』(同上)
- 小人がモナ・リザに勉強を教えるレオナルド・ダ・ヴィンチ
- ミケランジェロ《天地創造》の再解釈(原作:1511)
- ラファエロ《小椅子の聖母》の再解釈(原作:1513–14)
◆ バロック美術(1600 年ごろ〜)
劇的な光と動勢・宗教劇が特徴。
- レンブラント《夜警》の再解釈(原作:1642)
- フェルメール《真珠の耳飾りの少女》コスプレ再解釈(原作:c.1665)
◆ 新古典主義(1700 年ごろ〜)
古代ギリシア・ローマの品格を理想化した端正な様式。
- 崩壊した教会の中のグランド・オダリスク(再解釈)(原作:アングル《1814》)
- ガラスケースの画家:『ヘリオガバルスの薔薇』再解釈で問う芸術の牢獄(原作:L. アルマ=タデマ《1888》)
◆ ロマン主義(1798〜1836 年)
感情・自由・英雄性を賛美する劇的絵画。
- ドラクロワ《民衆を導く自由の女神》の再解釈(原作:1830)
- ゴヤ《我が子を喰らうサトゥルヌス》の再解釈(原作:1821–23)
◆ 写実主義(1850 年ごろ〜)
農民や労働者の日常をありのまま描く潮流。
- ミレイ《オフィーリア》黄金の光の中で描く再解釈(原作:1851–52)
- ミレー《落穂拾い》に新たな視点を加える再解釈(原作:1857)
◆ 印象派(1860〜80 年ごろ)
屋外制作(plein-air)と光・大気の瞬間表現が特徴。
- モネの再解釈: 荒廃の中に咲く睡蓮(原作:1897–1926)
◆ ポスト印象派(1880〜90 年ごろ)
構造・象徴・個性の探求へ発展した多彩な画家群。
- ゴーギャン《タヒチの女たち》の再解釈
- セザンヌ《リンゴとオレンジ》廃墟再解釈
- ゴッホの「夜のカフェテラス」の再解釈: 現代のカフェで描かれる名画
- ゴッホ《星月夜》の再解釈: 新たな次元へ
- アンリ・ルソー《夢》の再解釈
- ゴッホの生涯と名画を解説|誕生日 3 月 30 日に振り返る魅力
◆ 象徴主義(1880 年ごろ〜)
神秘・幻想・内面世界を象徴的イメージで可視化。
◆ アール・ヌーヴォー(1890〜1910 年ごろ)
有機的曲線と装飾性が特徴の総合芸術運動。
- ミュシャ《黄道十二宮》再解釈: 自然と朽ちる時間の狭間にある美(原作:1896)
◆ フォーヴィスム(1904 年ごろ〜)
「野獣派」の純粋色と強烈な表現。
◆ シュルレアリスム(1920 年ごろ〜)
無意識・夢・自動記述を通じて現実を超える世界を描く。
◆ 現代美術(1950 年代〜)
ポップアート・ストリートアートなど、社会批評性を帯び多様化。
- 風船と少女の再解釈: ストリートアートに新たな視点を(原作:Banksy《2002》)
- ポップアートの再解釈:撃ち抜かれたマリリンたち(原作:ウォーホル《1962》)
- ストリートチルドレンとウォーホルのキャンベルスープ缶: 消費社会の闇
◆ その他・ファンタジー系
ジブリ作品や巨大ロボットなど、美術史区分外のオリジナル要素を含む再解釈。
※ 原作制作年は代表的研究・美術館資料に基づいて記載しています(詳細は各記事参照)。